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ねぎとろ丼

ねぎとろ丼

咲夜×慧音

寺子屋の前を咲夜が通りかかった。
丁度そのとき寺子屋の授業が終わったのか、児童達が寺子屋から出て行く。
咲夜の格好に憧れた女児達が咲夜に詰め寄った。
咲夜自身まんざらでもないと思い、女児達に服を披露した。
それを見ていた二、三人の男児達が「ビラビラした服きもちわりー!」等とからかった。
子供の悪戯程度で腹を立てるのも阿呆らしいと思って無視した しかし男児達の悪戯はやまなかった。
「お前達! やめないか!」 寺子屋の主である慧音は男児達に拳骨を食らわせた。
それでも男児達は咲夜の格好をからかう。
埒が明かないと思った慧音は男児達に待っているように言い、咲夜と一緒に寺子屋へ入っていった。
暫くすると咲夜の服を着た慧音と慧音の服を着た咲夜が出てきた。
「さあお前達、私の格好を笑え。からかえ。だけどそこにいる人間は普通だからからかわないんだろう?」と慧音は男児達に迫った。
男児達はようやく泣き出して降参し、咲夜に頭を下げて謝った。
「すまない、うちの生徒が不快な思いをさせたな」
「いいのよ、これぐらい。私もスッキリしたから」
「じゃ、じゃあ服を返してくれないか……? こんな可愛い服、着慣れていないものだから……そのう、恥ずかしいんだ」
女児達が慧音のメイド姿を見てもてはやすものだから、慧音は余計に困った 咲夜はその光景を見て、微笑んだ。

次の日、咲夜は慧音に自分のお古のメイド服をプレゼントした 慧音は真っ赤な顔をして拒否しながらも結局受け取った。
一週間後、咲夜は慧音のに愛の告白をした。
一ヵ月後、紅魔館のメイド長が居なくなって寺子屋に新しい先生が出来た。

「咲夜とちゅっちゅしたいぞぉ」
「慧音とちゅっちゅしたいよぉ」

寺子屋は二人の愛で一杯になり、八十年間ほど営業を停止した。

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